神の木「タマヌ」とは?

2019年03月05日

太平洋の島々では「ディロ」(フィジー)、「フェタウ」(サモア)、「ピヨッチ」(ヤップ)など、さまざまな呼び名がありますが、日本では「テリハボク」(照葉木)といい、南西諸島や小笠原諸島に自生しています。
この木を太平洋の島々では、古くから生薬として利用してきました。島によっては「神の木」あるいは「精霊の木」とも言われ、葉のエキスは目の充血や抗炎症薬として、その果実からとれるオイルは皮膚疾患対策や皮膚を美しく保つために使われてきました。

太平洋の島々で長年の間、親から子へと伝えられてきた効能は、みなが納得し、次の世代に伝えるだけの証拠があったのでしょう。実際、現地のスキンケア用品などに利用され、販売もされています。

しかしながらこうした言い伝え、あくまでも「口コミ」の情報で、科学的に「実証」されたものではありませんでした。そこで、タマヌオイルに抗酸化力がどのくらいあるのか試験機関のもと実証実験が行われることとなりました。

「抗酸化」とは、「酸化に抗する」ということです。
酸化が起きると鉄が錆びるように、人体でも過度に酸化が起きると細胞の中にある遺伝子にダメージを与えることになります。
人間の肌にとっては、酸化が起きることは老化が進むことです。老化を起こさなくする、起きにくくする物質を「抗酸化物質」といい、化粧品やサプリメントに使われています。
よく知られているものとして、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ベータカロチン、ポリフェノールなどがあります。

試験を行った結果、エキストラバージンオリーブオイルの約20倍の抗酸化力があるということが実証されました。生産者が異なっても、太平洋のタマヌオイルはいずれもオリーブオイルに比べて高い抗酸化力をもっていることが判明しました。

太平洋の人々が昔から「神の木」と呼び、その効果を伝えてきたタマヌオイル。さまざまな薬効成分を含んでいる可能性があり、さらに広い分野で活用できる可能性があると言われています。


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